日常英会話を完璧にマスターとまではいきませんが、3か月の独学でも基本的な日常会話なら十分身に付けることができます。
そんな忙しい英会話初心者のあなたでも3か月の独学学習で日常英会話を話せるようになるための効率的・効果的な英会話学習法を紹介していきます。
教材・道具選びを間違わない
3か月で日常英会話を話せるようになるためにはこれが一番重要です。
時間を最大限に有効に使わないと3か月という短い期間で日常英会話を話せるという成果を出すことができません。
そのためには厳選された必要な教材と道具(ウォークマン)が必要になってきます。
本来なら3か月で日常英会話を話せるようになるのは少し無謀とも思えますが、それをするためには効果が出るのに時間がかかる学習法は避け、最短・最速、効率的・効果的な学習をしなければなりません。
遠回りはしてはいけないということです。そのための教材選びの注意点は下記の3点です。
- 自分のレベルに合った教材を選ぶ
- たくさんの教材を使わない(厳選したものに絞り込む)
- 短期間で成果が出る教材を選ぶ
そこで、英会話初心者の方が日常英会話を話せるようになるための教材、そして時間をあまりかけられない人が、3か月という短期間で日常英会話を話せるようになるための教材を厳選して選ぶとこうなりました。
- 毎日の英単語 日常頻出語の90%をマスターする(書籍)
- 世界一わかりやすい英会話の授業(書籍)
- ネイティブイングリッシュ(教材)
- ソニーのウォークマン(道具)
私がこれらの教材・道具を選ぶのには根拠があります。
世の中には優れた英語学習教材がたくさんあります。しかし、3か月という短期間で日常英会話を話せるようになるための条件を満たした教材は意外と少ないんです。
これらの教材は私が今まで使ってきた膨大な英語学習教材の中で最も効果的で、この後に紹介する3か月で日常英会話を話せるようになるための5つの条件を満たしているからです。
これらの教材や道具の具体的な使い方は後ほど紹介しますが、まずはその5つの条件について紹介します。
3か月で日常日常英会話を話せるようになるための5つの条件
英語学習の順序
英語が話せるようになるための最も効果的な英語学習には順序があります。それを教えてくれているのは日本でもトップクラスの英語コーチである関 正生先生。
関先生は、1週間で2,000人を指導する英語講師で、その著書も30万部突破しています。関先生は23年間、効果的な英語学習を研究されてこられたまさに『英語を教えるプロ』。
そんな関先生が、その著書の中で英語学習の正しい順序を指導してくれています。英語学習の順序は下記の図の通り。
関先生の図からも分かる通り、英語力を鍛えるためには、まずは英単語力を鍛えることからスタートすべきだと分かります。
そこで英単語を学習するにしても、効果的・効率的に学習しなければならないので、どんな英単語帳を選んでも良いというわけではありません。
私が最もおすすめする英単語帳は、実際の日常英会話で使われている単語を9割を網羅していして、音声付きでフレーズごと覚えることができる『毎日の英単語 日常頻出語の90%をマスターする』です。
のちほど詳しく紹介しますね。
リスニングとスピーキングのどちらも鍛える
日常英会話が話せるということは、相手の言っていることを聞き取れて理解できるだけではなく、こちらも英語を話せなくてはいけません。
当然と言えば当然なのですが、英語をある程度聞き取れても(リスニング)、なかなか英語が出てこない、つまり英語を話せない(スピーキング)という人が英会話初心者には多いようです。
もちろん私もかつてそうでしたが…。
日常英会話を話せるようになるためには、リスニングとスピーキングの両方を鍛える必要があります。これらを別々に鍛えていると、とても3か月では日常英会話を話せるレベルに到達しません。
そこでリスニングとスピーキングを同時に鍛えることができるネイティブイングリッシュという教材をのちほど詳しく紹介します。
インプットとアウトプットを繰り返す
例えば、英単語の意味、英語フレーズは知っているけど、日常英会話の中でなかなか出てこなくて使いこなせない。英会話初心者にはそういった人が多いかもしれません。
英語を知っているだけでなく、使えることが大切です。そのために必要なことはアウトプット練習(声に出して英語を読み上げる)が必須です。頭の中で理解しているだけでは、日常英会話を話すことはできません。
声に出して英語を読み上げていくことを習慣化すると、言語としての英語が身についていき、徐々に日常英会話が話せるようになっていきます。
すきま時間を徹底的に活用する
ほとんどの人は仕事をしていたり、家事をしたりなどで忙しく、なかなか英語学習の時間を確保することが困難です。
そこで学習時間を毎日確保しなければならないという考えからいったん離れて、あなたのすきま時間を使って学習するスタイルに切り替えていきましょう。
このサイトでは、すきま時間を上手に利用した英語学習法を紹介しているので良ければ参考にして下さい。
私のおすすめは、通勤時間と寝る前の15分です。私は基本的に、この時間帯以外に英語の勉強はしていません。
通勤時間は満員電車ですが、ウォークマンで聴くだけ学習教材のCD音声を聴いています。テキストはカバンに入れたままでリスニングもスピーキングも鍛えています。
それでも日常英会話をマスターでき、今では社内の海外出張での通訳やガイド役をこなしています。
すきま時間の学習に適した教材であるネイティブイングリッシュという教材をのちほど詳しく紹介します。
英会話学習を習慣化する
英会話力を定着させるためには、少しの時間でも構わないので毎日継続して学習することが何よりも大切です。
あなたの英語学習のエネルギーを長い時間学習することではなく、毎日継続することに注いでください。そして自分が一番継続しやすい学習パターンを見つけて下さい。
私のおすすめは、先程紹介した自分のすきま時間を見つけて、この時間帯は英語学習をすると決めてしまうことです。
まずは10分~15分位だけでも良いので3日間頑張ってみて下さい。そして1週間、1か月と徐々に目標を伸ばしていって下さい。1か月もすれば苦も無く続けることができるように習慣化されていると思います。
ただ1つ注意点は、やる気があっても欲張ってあまり学習時間を長くし過ぎないことが大切だと思います。
個人的なアドバイスですが、1日の学習時間は長くても60分~90分までにしておくことをおすすめします。
日常英会話を話せるようになり、いずれマスターしていくためには継続学習が一番大切なので、負担にならないように学習時間はあなたの無理のない範囲で設定して下さいね。
…いかがでしょうか?
3か月で日常日常英会話を話せるようになるための5つの条件を紹介してきました。これらの条件を全て満たす学習法が短期間で日常英会話を話せるようになるためには必須です。
それでは、これらの5つの条件を満たす3つの英語学習教材、1つの道具を具体的に紹介していきます。
3か月で日常英会話を話せるようになるための教材と道具
毎日の英単語 日常頻出語の90%をマスターする(書籍)
『とにかく実践ですぐに使える英単語を3か月で確実に身に付けたい!』という英単語帳なら、もうこれしかありません。
本当にかなり探しに探しまくりました。自信を持っておすすめします。この英単語帳の特長は、下記の通り。
- 2,000語の英単語を収録
- 英語ネイティブの日常英会話の90%を網羅
- 欧米での日常英会話の頻度順でリストアップ
- 単語単独ではなく前後の表現も含めて表示
- 音声データを無料でダウンロードできる
この単語帳のおすすめの点は、日本の英語の教科書に準拠しているのではなく、欧米での日常英会話の使用頻度に準拠した英単語帳であることです。
この英単語帳に収録されている2,000語をマスターすれば、日常英会話の90%を網羅しているから3か月の英語学習にはピッタリです。
しかもこの英単語帳は2,000語の英単語を751のクラスター(2~5単語位の英語の塊)として収録されているので、実際は751個の表現をマスターすれば、2,000語の英単語をマスターしたことになり、日常英会話の90%の英単語をマスターすることができます。
3か月の英単語学習でこの英単語帳の右に出る単語帳は無いでしょう。
音声データは、本を購入していなくても朝日新聞出版のホームページから無料でダウンロードできるのでリンクを付けておきますね。先に音声を聞いてみて下さい。
▼毎日の英単語の音声▼
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=15193
世界一わかりやすい英会話の授業(書籍)
この記事でも紹介してきた関 正生先生の著書。関先生の著書はたくさん出版されていますが、3か月で日常英会話を話せるようになるためには、数ある関先生の著書の中でもこの本が一番おすすめです。
『なぜネイティブはこのように英語を話すのか?』ということを徹底的に解説し、英会話の会話文を丸暗記するのではなく、『文法理論』と『文化背景』から英会話の学習を『暗記する英語学習』から『理解する英語学習』へと変えてくれる一冊です。
『英語の暗記』だと覚えたとしてもしばらく経つと忘れたりしますが、『英語の理解』だと一度理解しているので忘れたりしません。
英会話学習をする時には、英語そのものを『理解』した方が学習効果が圧倒的に高いです。
日常英会話を話せるようになりたい人はもちろん、英会話上級を目指す人にとってもまずは関先生のこの書籍を読んでください。
英会話学習の概念が変わり、英語学習をかなり効果的・効率的に進めることができます。
ネイティブイングリッシュ(教材)
そして3か月で日常英会話を話せるようになるうえで、私が最もおすすめする教材が『ネイティブイングリッシュ』です。
この教材は、聴くだけで英単語、フレーズ、英文法はもちろん、リスニングとスピーキングを同時に鍛えることができる画期的な英会話学習教材なんです。
残念ながらネイティブイングリッシュにはライティングを鍛える内容は収録されていません。
しかし、この教材だけで日常英会話を話せるようになれるだけではなく、日常英会話マスターできるレベルになるまで末永く使える教材です。
最大の魅力は聴くだけでリスニングとスピーキングが学習できるので、ウォークマンを使って通勤時間、入浴中、運動中などいつでも・どこでもあなたのすき間時に英会話学習をすることができます。
このサイト内で『ネイティブイングリッシュ』を使った通勤英会話学習について紹介しているので良ければ参考にしてください。
ソニーのウォークマン(道具)
そして最後は、英会話学習の道具としてソニーのウォークマンをおすすめします。
これに関してはスマホでも代用できるので必須ではありませんが、持っていると英会話学習のクオリティが各段に上がります。
そしたら、『ウォークマンはなぜソニーじゃなきゃだめなの?』『他のウォークマンでも良いんじゃないの?』という疑問が出てくるかもしれません。
もちろんスマホでも他のメーカーのウォークマンでも構いません。私がソニーのウォークマンをおすすめするのは、下記の通り、すき間時間により効果的に英語学習をするために最も適した機器だからです。
- デジタルノイズキャンセリング機能のイヤホンが付いている
- 3つの語学学習機能が付いている
- 電池の寿命が長く長時間連続再生が可能
- 小型で軽くて持ち運びが便利
- 操作性がシンプルで簡単
デジタルノイズキャンセリング機能のイヤホンが付属していることは重要で、私のように通勤時間中にネイティブイングリッシュで聴くだけ学習をしている時に、通勤電車内の騒音が邪魔にならずにクリアな英語音声を聞くことができます。
これは結構重要で、ノイズキャンセリングのイヤホンと通常のイヤホンでは英語の発音の聴き取りやすさに大きな差がでます。
それと3つの語学学習機能が付いているのも、このウォークマンをおすすめする理由です。
任意の2つの地点(A地点-B地点間)を指定すると、その箇所を繰り返し再生する機能、リスニング中に▲ボタンを押すと1回押すごとに3秒ごと巻き戻しされる機能、再生スピードを0.5倍速~2倍速の21段階に設定できる機能です。
この3つの機能は語学学習をするうえで非常に助かります。
もちろんソニーのウォークマン以外でもこのような機能を持ったものもありますが、コスト、機能、操作性、使い勝手の良さを総合的に判断した結果、ソニーのウォークマンが一番安くて便利でおすすめです。
このサイト内でソニーのウォークマンを使ったおすすめ通勤英会話学習法を紹介しているので良ければ参考にしてください。
3か月で日常英会話を話せるようになるための学習法
最後に3つの教材とソニーのウォークマンを使って私が実際に行ってきた3か月の勉強法を紹介します。
もちろん絶対にこの通りにしなくても構いません。あなたのやりやすいようにアレンジしてください。
すきま時間のみを使った学習法ですが、ここで紹介した学習法を参考に最低でも1日60分~90分位の学習時間を取っていただき、3か月後のあなたが日常英会話を話せるようになっていることを願っております。
寝る前に英単語学習
寝る前の1時間は一般的に記憶に定着しやすい時間帯だと様々な研究で解明されています。
寝る前はまさに記憶のゴールデンタイム。私はこの時間帯を上手く活用して英単語の暗記の時間に充てています。
寝る前の15分は先程紹介した『毎日の英単語 日常頻出語の90%をマスターする』という英単語帳で英単語の暗記をしています。
もちろん寝る前でなくても構いません。あなたの都合に合わせて英単語学習を1日15分位入れてみて下さい。
私の体験談ですがあまり長い時間、英単語学習をしても結局覚えられないので、長くても15分位にしておいた方が良いと思います。
関先生の本を常に持ち歩く
関先生の書籍は、英語学習の概念を変えてくれます。『暗記する英語学習』から『理解する英語学習』へと変えてくれます。
この記事で紹介した『世界一わかりやすい英会話の授業』という書籍を早い段階で読んでみて下さい。今後の英会話学習の効果・効率が格段に上がることが実感できます。
書籍を常に持ち歩いて、まずはすきま時間に読むようにしてみて下さい。
私はメルカリで800円位で買ったかと思います(…関先生すいません)。アマゾンの中古本でも良いかもしれません。
まとまった時間でネイティブイングリッシュ
英単語の基礎学習、理解する英語学習の要点を学習したら、いよいよリスニングとスピーキングの学習です。先ほども紹介しましたが、この2つの学習をセットで行わないと英語が話せるようになりません。
私は毎日の通勤電車内でソニーのノイズキャンセリングイヤホン付きのウォークマンを使って、行き20分~30分位、帰り20~30分位で合計40~60分位を『ネイティブイングリッシュ』の聴くだけ英会話学習を行っています。
嫌にならずに毎日継続していくためにも、長くても1日の学習時間は60分位までにしておいた方が良いと個人的に思います。
英会話初心者が日常英会話のマスターを考えるとき、最も重要なのは継続的な正しい英語学習です。
ただ頭では分かっていても、『毎日の仕事が忙しくて勉強する時間がなかなか取れなかったり』、『英会話スクールなどに行くお金がなかなか捻出できなかったり』、『英語学習をなかなか続けることができなかったり』など日常英会話をマスターするには大きな壁が立ちはだかっています。
日常英会話をマスターするには、こういった問題を解決していかなければなりません。
『短時間で効率的・効果的』、『できるだけお金をかけない』、『通勤・通学などのすき間時間でもできる』など、そういった英語学習が必要になってきます。
そこで以下のページでは、日常英会話マスターのために具体的にどのような英語学習を行うべきかを紹介しています。
私が実際に試してきた中で最もおすすめの教材の特長とその違いの比較、継続できる正しい学習法です。
間違いのない教材選びと正しい学習法は、英語学習の失敗を防ぎ、日常英会話マスターの近道となります。